【成人した子供部屋の整理】子供服・子供靴の一括寄付で前向きに手放す方法

子供が独立して、もう何年も経つのに、子供部屋がそのまま残っている。
クローゼットには幼稚園の頃の服、小学校の制服、部活のユニフォーム。靴箱には履き潰したスニーカーや運動靴。本棚には教科書、ノート、懐かしいおもちゃ。
「いつか整理しなきゃ」と思いながら、なかなか手をつけられない。一つ一つに子供の成長の思い出が詰まっていて、捨てる決心がつかないのです。
でも、子供はもう30代。
新しい家庭を持ち、自分の子供もいる。いつまでも子供部屋を保存しておくわけにはいかない。自分たちの老後の準備も考えなければならない時期です。
「そろそろ整理したい。でも、捨てるのは寂しい…」
そんな気持ちを抱えている親御さんは、実は少なくありません。
子供服や子供靴を「寄付」という形で手放すことで、罪悪感を減らし、前向きな気持ちで整理を進められます。捨てるのではなく、次の子どもたちへ繋ぐ。そ
れは、子育てを卒業する一つの儀式なのかもしれません。
今回は、成人した子供の部屋整理について、特に子供服・子供靴の寄付を中心にお話しします。
\不用品寄付をお考えの方へ/
目次
子供部屋が片付かない理由
なぜ、子供が独立しても部屋を整理できないのでしょうか。
思い出との別れが寂しい
成長の証
- 初めて買った靴
- 入学式の服
- 部活のユニフォーム
- お気に入りだったぬいぐるみ
一つ一つが、子供の成長の記録です。手放すことは、子育て時代との決別のようで、寂しさを感じます。
「いつか使うかも」という気持ち
孫への期待 「孫が生まれたら、使えるかもしれない」と考えて、取っておく方もいます。
現実 しかし、実際には孫が生まれても、今の若い親は新しいものを購入することがほとんどです。デザインや安全基準も変わっています。
罪悪感
まだ使える状態 「まだきれいなのに捨てるなんて」という、もったいない精神が働きます。
子供への申し訳なさ 「勝手に捨てたら、子供が嫌がるかも」という遠慮もあります。
物理的な大変さ
量が多い 0歳から18歳まで、約20年分の服や靴、持ち物。その量は膨大です。
体力的な問題 60代、70代になると、重い段ボールを運んだり、長時間の作業が体力的に辛くなります。
子供部屋に残されているもの
実際に、どのようなものが残っているのでしょうか。
衣類
ベビー服・幼児服
- ロンパース
- よだれかけ
- 子供用パジャマ
- 幼稚園・保育園の制服
小学生の服
- 小学校の制服・体操着
- ランドセル
- 普段着
- 冬用コート
中学・高校の服
- 学生服(セーラー服、学ラン)
- 部活のユニフォーム
- ジャージ
- 私服
靴類
成長の記録
- ファーストシューズ
- 上履き
- 運動靴(サイズ別に何足も)
- 長靴
- サンダル
おもちゃ・ぬいぐるみ
- 赤ちゃんの頃のガラガラ
- 積み木、ブロック
- お気に入りのぬいぐるみ
- ゲーム機・ゲームソフト
学用品
- 教科書、ノート
- 文房具
- 絵の具セット、習字セット
- ランドセル
- 通学カバン
その他
- トロフィー、賞状
- 部活の道具
- 趣味のコレクション
- 写真、アルバム
子供服・靴を寄付するメリット
なぜ、「捨てる」のではなく「寄付する」のが良いのでしょうか。
1. 罪悪感が軽減される
捨てる場合 「まだきれいなのに、ゴミにしてしまった」という後悔。
寄付する場合 「次の子どもたちが使ってくれる」という前向きな気持ち。
この違いは、心理的に大きいものです。
2. 子育ての思い出を誰かに繋げられる
子育ての経験が循環する あなたが子供に着せた服が、別の親子の思い出の一部になる。それは、子育て経験の美しい循環です。
3. 社会貢献になる
国内外の子どもたちへ 経済的に困難な家庭、児童養護施設、発展途上国の子どもたちに、あなたの子供服が届きます。
4. 処分費用の節約
粗大ごみ費用不要 大量の衣類や靴を処分すると、ゴミ袋代や処分費用がかかります。寄付なら送料のみです。
5. 環境への配慮
資源の有効活用 まだ使える服を焼却せず、循環させることは、環境保護に繋がります。
6. 心の整理がつく
一つの節目として 子供服を手放すことは、「子育て期」から「次のステージ」へ進む、一つの通過儀礼でもあります。
寄付できる子供服・子供靴
どのような状態なら、寄付できるのでしょうか。
寄付できる子供服
サイズ
- ベビー服(50〜95cm)
- 幼児服(100〜130cm)
- 子供服(140〜160cm)
全てのサイズで需要があります。
種類
- 普段着(Tシャツ、パンツ、スカートなど)
- フォーマル服(冠婚葬祭用)
- 制服(幼稚園、小学校)
- アウター(コート、ジャンパー)
- パジャマ
- 下着(未使用のみ)
状態の基準
- 洗濯済みで清潔
- 目立つシミや汚れがない
- 大きな破れやほつれがない
- ボタン、ファスナーが機能する
- 色あせが激しくない
「次の親子が使いたいと思うか?」 この基準で判断してください。
寄付できる子供靴
種類
- スニーカー
- 運動靴
- 上履き(きれいなもの)
- サンダル
- 長靴
- フォーマルシューズ
状態の基準
- 洗濯・清掃済み
- 靴底がすり減りすぎていない
- 破れや穴がない
- 悪臭がない
- ベルクロ(マジックテープ)が機能する
注意点 靴は消耗品なので、「まだ履ける」レベルの状態が必要です。使い古されたものは避けてください。
特に喜ばれるもの
ブランド子供服
- ミキハウス
- ファミリア
- メゾピアノ
- ラルフローレン
状態が良ければ、特に重宝されます。
フォーマル服 入学式、卒業式、冠婚葬祭用の服は、使用機会が限られているため、比較的状態が良く、需要も高いです。
ベビー服 使用期間が短いため、状態の良いものが多く、需要も常にあります。
寄付できないもの
- ひどく汚れている、シミだらけ
- 大きく破れている
- ゴムが伸びきっている
- カビが生えている
- 悪臭がする
- 使用済みの下着・靴下
詳しい判断基準は、衣類寄付のNG・OKガイドをご参照ください。
子供部屋整理の進め方
段階的に進めることで、心理的な負担を軽減できます。
ステップ1:子供への確認(整理の1ヶ月前)
必ず相談を 「子供部屋を整理したいんだけど」と、成人した子供に伝えましょう。
確認事項
- 取っておきたいものはあるか
- 形見として欲しいものはあるか
- 処分して良いか、寄付して良いか
ポイント 勝手に処分すると、後でトラブルになることも。必ず事前確認を。
ステップ2:3つに分類(1日目)
子供が確認した後、または了承を得た後に開始します。
分類カテゴリー
- 思い出として残すもの:写真、手紙、賞状、特別な服1〜2着
- 寄付するもの:状態の良い服、靴、おもちゃ
- 処分するもの:汚れや破損がひどいもの
思い出の品の厳選 全てを残す必要はありません。写真に撮って記録し、現物は5〜10点程度に絞りましょう。
ステップ3:寄付品の準備(2〜3日目)
洗濯・清掃
- 服は全て洗濯
- 靴は洗って乾燥
- おもちゃは拭き掃除
チェック
- シミ、破れの確認
- ボタン、ファスナーの確認
- 名前の記入を消す(消せるもの)
ステップ4:梱包(4日目)
サイズ別・種類別に
- ベビー服
- 幼児服
- 小学生の服
- 中学生以上の服
- 靴
大まかに分けて梱包すると、受け取る側も助かります。
圧縮袋の活用 衣類は圧縮すると、段ボールの数を減らせ、送料の節約になります。
一箱の重さは20kg以下 重すぎると運搬が困難になります。
ステップ5:発送または持ち込み(5日目)
発送の場合 大量の場合は、一度に集荷依頼をすると効率的です。
持ち込みの場合 車がある方は、直接持ち込むと送料が節約できます。
ステップ6:部屋の新しい活用法を考える(完了後)
前向きに次のステージへ
- 趣味の部屋
- 客間
- リモートワークスペース
- 孫が遊びに来た時の部屋
子供部屋を新しく活用することで、寂しさが前向きな気持ちに変わります。
子供と一緒に整理するのも一つの方法
帰省時に一緒に お盆や年末年始の帰省時に、子供と一緒に整理するのも良い方法です。
メリット
- 思い出話をしながら楽しく作業できる
- 子供自身が判断できる
- 親子のコミュニケーションの機会になる
- 後でトラブルにならない
注意点 子供に全て任せると、「全部残す」と言われることも。「○点まで」と上限を決めておくと良いでしょう。
特別な思い出の品の扱い
全てを寄付する必要はありません。
残すべきもの
写真・アルバム 成長記録は、データ化して保存するのも一つの方法です。
手作りのもの 子供が作った工作、絵、手紙など。厳選して数点残しましょう。
初めての記念品
- ファーストシューズ
- へその緒
- 乳歯
これらは小さいので、保管しても場所を取りません。
写真に撮って残す
現物は手放し、記録を残す
服やおもちゃを着せた状態、並べた状態で写真を撮り、現物は寄付する。この方法なら、思い出は残ります。
孫への期待と現実
「孫が生まれたら使える」と思って取っておく方もいますが…
現実的な判断を
時代の変化
- ベビー用品の安全基準が変わっている
- デザインの好みが変わっている
- 子育てのスタイルが変わっている
若い親の考え方
自分で新しいものを選びたい、という方が多いのが現実です。
提案
孫用に取っておくなら、「本当に特別な1〜2着」に絞りましょう。全て取っておく必要はありません。
よくある質問:子供部屋の整理
Q: 子供に確認せず、勝手に処分しても良いですか?
A: おすすめしません。成人していても、後で「あれは残しておいて欲しかった」と言われることがあります。必ず事前に確認を。
Q: 子供が「全部残しておいて」と言います…
A: 「じゃあ、あなたの家に持って行ける?」と聞いてみましょう。現実的に考えるきっかけになります。または、「10点まで」と上限を決めるのも一つの方法です。
Q: 名前が書いてある服も寄付できますか?
A: 消せるものは消してから寄付を。油性ペンで大きく書いてあるものは、難しい場合があります。タグに小さく書いてある程度なら問題ありません。
Q: 20年以上前の子供服でも寄付できますか?
A: 状態が良ければ問題ありません。古着としての味わいがある場合もあります。
Q: 整理が進まず、何年もかかりそうです…
A: 焦る必要はありません。1年に1カテゴリー(今年は服、来年は本、など)でも良いのです。自分のペースで進めましょう。
リサイクルはまちゃんでの不要品寄付の流れ

① 梱包・準備
お送りいただく品物の状態に合わせ梱包してください。
直接お持ち込みの場合も、移動中の破損を防ぐため適切な梱包をおすすめします。
② 発送または直接お持ち込み
発送の場合
ご自宅への集荷依頼やお近くの配送センターから弊社へお送りください
送料はお客様にご負担をお願いしております
送り状の品名欄には具体的に「衣類」「おもちゃ」などと記載ください
※「寄付品」「不用品」などの記載は運送会社側で書き直しになる場合があります
直接お持ち込みの場合 受付時間内に下記拠点へお越しください。
【リサイクルはまちゃん】
〒573-0102
大阪府枚方市長尾家具町1-7-7
電話:0120-514-420
【リサイクルはまちゃん岡山営業所】
〒709-0855
岡山県岡山市東区瀬戸町沖240-1-101
電話:0120-514-420
【リサイクルはまちゃん千葉営業所】
〒278-0051
千葉県野田市七光台427-12-A-101
電話:0120-514-420
【リサイクルはまちゃん京田辺ヤード】
〒610-0343
京都府京田辺市大住責谷55番地1
電話:0120-514-420
③ 各種支援団体への寄付
孤児院施設等の各種支援団体へ弊社から寄付を行います。
寄付情報については活動報告にて公開致します。
寄付可能な品物について
当店では、様々な不用品を寄付して東南アジアの子供達を笑顔にする取り組みを行っております。
お家にあるいらなくなった不用品を寄付しませんか?
- ゲーム機
- 玩具・ぬいぐるみ
- ベビー用品
- ファッション雑貨
- キッチン用品
- 食器
- カバン・衣類・靴
- 楽器・音響機器
- 釣具
- アウトドア用品
- 工具・農機具
- 家電
- カメラ・電化製品
- 腕時計
- スポーツ用品
- 雑貨・その他
【家具の処分・引き取りをお考えの方へ】
家具の引き取りをご希望の方は、家具の横、正面、机なら上からなど全体がわかるように写真をLINEまたはメールでお送りください。
事前に写真を確認させていただき、引き取りが可能か判断させていただきます。
【家電の処分・寄付をお考えの方へ】
家電は再利用可能なものが多いです。
ただし、冷蔵庫、テレビ、洗濯機については、種類や状態によっては引き取りが難しい場合がございます。
これらの家電の引き取るを希望される場合は、お手数ですが一度お問い合わせください。
※ひどく汚れている・破けているなどの修復不可能な不用品に関しては、寄付できる状態ではないため処分いたします。
海外へ輸出できない不用品については弊社が国内でリユース販売し、
その売上金の一部をワクチン寄付や国内外の各団体等への支援金として活用いたします。
最後に:新しいステージへの一歩




子供を育て上げ、独立させたあなたは、本当に素晴らしい親です。
子供部屋を整理することは、寂しいことかもしれません。
でも、それは同時に、「一つの形を終えて、次のステージへ進む」ということでもあります。
子供服を手放すことは、子供を手放すことではありません。
子供はもう立派に成長し、自分の人生を歩んでいます。
その証として、子供部屋を整理し、あなた自身の人生の新しい章を始めましょう。
そして、あなたの子供が着ていた服が、次の子どもたちの笑顔を作る。
それは、あなたの子育て経験が、次の世代へと繋がっていくことを意味します。
「ありがとう」と、子供服に感謝を伝えて。
「次の子どもたちを、よろしくね」と、送り出してあげてください。
これまで本当にお疲れさまでした。
そして、新しいステージでの日々が、豊かなものでありますように。