活動報告

【NGな状態を解説】衣類寄付で受け取れないもの・歓迎するもの完全ガイド

「この服、寄付できるかな…?」

クローゼットを整理していると、こんな疑問が湧いてきます。
せっかく送っても、状態が悪くて受け取ってもらえなかったら、送料が無駄になってしまう。
かといって、まだ着られる服を捨てるのはもったいない。

実は、衣類寄付で最も多い問い合わせが「この状態の服は寄付できますか?」というものです。
善意で寄付したつもりが、実は寄付先を困らせてしまうこともあります。

寄付できる衣類とできない衣類の境界線は、意外と曖昧に感じるかもしれません。
しかし、いくつかの明確な基準を知っておけば、自信を持って判断できるようになります。

今回は、「受け取れない衣類」と「歓迎する衣類」の違いを、具体例を交えて詳しく解説します。
この記事を読めば、もう迷うことはありません。

\不用品寄付をお考えの方へ/

寄付衣類の大原則:「自分なら着るか?」

まず、最も重要な判断基準をお伝えします。

「もし自分がこの服をもらったら、着たいと思うか?」

この質問に「YES」と答えられる服なら、寄付できます。
「NO」なら、残念ながら寄付には適していません。

この基準は、あらゆる判断の基本となります。迷った時は、常にこの質問に立ち返ってください。

受け取れない衣類:NGな状態と理由

具体的に、どのような状態の衣類が寄付できないのか、詳しく見ていきましょう。

1. 汚れがひどいもの

NG例

洗っても落ちないシミがある
襟や袖口が黄ばんで変色している
泥汚れが染み込んでいる
油シミが広範囲にある
全体的にくすんで色が変わっている

理由
衛生面の問題と、受け取る方への配慮です。汚れた服は、誰も着たいと思いません。

判断の目安
普通の洗濯で落ちない汚れは、寄付不可と考えてください。

2. 破れ・ほつれがあるもの

NG例

生地に穴が開いている
縫い目が大きくほつれている
破れて布が裂けている
擦り切れて生地が薄くなっている
虫食いの穴が複数ある

理由

着用できない、または近いうちに着用不可になる服は、寄付先でも使えません。

例外

小さなほつれや、簡単に修繕できる程度なら許容範囲です。ただし、修繕してから送るのがベストです。

3. ひどい毛玉・毛羽立ち

NG例

全体が毛玉だらけ
毛玉取りでも取り切れないほど
生地が毛羽立って見苦しい
表面がケバケバしている

理由

見た目が悪く、着たいと思えません。

判断の目安

毛玉取り器で処理すればきれいになる程度なら、処理してから寄付を。処理しても改善しないレベルなら諦めましょう。

4. 臭いがきついもの

NG例

カビ臭い
タバコの臭いが染み付いている
汗の臭いが取れない
防虫剤の臭いが強い
ペットの臭いが付いている

理由

洗っても取れない臭いは、次に着る人を不快にさせます。

判断の目安

洗濯して天日干しをしても臭いが残る場合は、寄付を控えてください。

5. カビが生えているもの

NG例

黒い斑点(カビ)がある
カビ臭がする
白っぽい粉が付いている

理由

衛生上の問題があり、他の衣類にも被害が広がる可能性があります。

対応

カビが生えた衣類は、残念ながら処分するしかありません。

6. 極端に使用感があるもの

NG例

生地が薄くなって透けそう
色あせがひどい
全体的にヨレヨレ
型崩れが激しい
伸びきっている

理由

「古着」と「ボロ」の境界を超えています。

判断の目安

「部屋着にもしたくない」レベルなら、寄付不可です。

7. 機能性が失われているもの

NG例

ファスナーが壊れている
ボタンが欠けている(複数)
ゴムが伸びきっている(下着、パジャマなど)
ベルトループが切れている

理由

着用できない、または着用に支障があります。

例外

ボタン1〜2個の欠損なら、付け替えてから寄付するのが理想的です。

8. 下着・肌着(使用済み)

NG例

使用済みの下着全般
使用済みの靴下
使用済みのインナーウェア
使用済みのタイツ・ストッキング

理由

衛生面の観点から、使用済みの直接肌に触れるものは受け取れません。

例外

未使用・未開封であれば寄付可能です。

歓迎する衣類:こんな状態なら大歓迎

次に、どのような状態の衣類が喜ばれるのか、具体的に見ていきましょう。

1. 清潔で洗濯済み

理想的な状態

洗濯して乾かした清潔な状態
アイロンがけされている(できれば)
畳んである
嫌な臭いがしない

なぜ歓迎されるか

受け取る方が、すぐに気持ちよく着られます。

2. 目立つ傷みがない

許容範囲

小さなほつれ(1〜2箇所)
軽い色あせ(全体的に均一なら)
数個の小さな毛玉
わずかな使用感

判断基準

「リサイクルショップで売れそう」なレベルなら問題ありません。

3. サイズ表記がある

理想的

タグにサイズが明記されている
ブランド名がわかる
素材表示が残っている

なぜ重要か

受け取る方が、自分に合うサイズかどうか判断できます。

4. 流行に左右されにくいデザイン

歓迎される服

ベーシックなデザイン
無地やシンプルな柄
定番アイテム(白シャツ、ジーンズなど)
年齢を問わず着られるもの

なぜ歓迎されるか

長く着られ、多くの人に受け入れられます。

5. 機能性が保たれている

チェックポイント

ファスナーがスムーズに開閉する
ボタンが全て揃っている
ゴム・紐がしっかりしている
ポケットに穴が開いていない

重要性

機能的に問題がないことは、寄付の最低条件です。

6. 未使用・タグ付き

特に歓迎!

買ったけど着なかった服
タグが付いたまま
袋に入ったまま

価値

新品同様の服は、特別なニーズ(就職面接、冠婚葬祭など)に活用できます。

7. セット・組み合わせで着られる

具体例

スーツ上下セット
セットアップ
制服のような組み合わせ

なぜ良いかコーディネートが完成しているので、受け取る方が使いやすい。

8. 子ども服(成長で着られなくなっただけ)

理想的な子ども服

サイズアウトしただけで状態良好
汚れやシミがない
名前の記入が最小限(または消せる)

需要

子ども服は成長が早いため、状態の良い古着の需要が高いです。

迷いやすいケース:判断のコツ

実際によくある「迷うケース」と、その判断基準をご紹介します。

ケース1:ファストファッションの服

判断 ○ 寄付できます

条件

状態が良ければ、ブランドに関わらず寄付可能です。ユニクロやGUなどのファストファッションも、海外では人気があります。

ケース2:少しの色あせ

判断 △ 程度による

基準

全体的に均一に色あせしているなら、比較的OK。一部だけ変色しているのはNG。

ケース3:毛玉が少しある

判断 ○ 毛玉取りをすればOK

対応

寄付前に毛玉取り器で処理してから送りましょう。

ケース4:ボタンが1個取れている

判断 △ 付け替えてから

対応

同じようなボタンを付けてから寄付するのがベスト。

ケース5:Tシャツの襟がヨレている

判断 × 寄付不可

理由

襟ヨレは、着用時に目立ち、見た目が悪いためです。

ケース6:社名入りTシャツ

判断 △ 状況による

ポイント

企業イベントのTシャツなどは、海外では「日本語デザイン」として受け入れられることも。ただし、大きくロゴが入っているものは需要が限定的です。

ケース7:冠婚葬祭用のフォーマル服

判断 ○ 大歓迎

理由

状態が良いフォーマル服は、就職活動や式典で必要とする方に非常に喜ばれます。

寄付前の最終チェックリスト

送る前に、このチェックリストで確認してください。

必須チェック

□ 洗濯済みで清潔である
□ 嫌な臭いがしない
□ 大きな汚れやシミがない
□ 破れや穴がない
□ ファスナー・ボタンが機能する
□ 「自分ならもらって嬉しい」と思える

推奨チェック

□ 毛玉を取った
□ アイロンをかけた
□ 名前の記入を消した(消せるもの)
□ ポケットの中を確認した
□ 畳んで整理した

全ての必須項目にチェックが入れば、寄付できる状態です。

状態別:対応フローチャート

ステップ1:清潔さの確認

洗っても落ちない汚れ・臭い → NG、処分へ
清潔 → ステップ2へ

ステップ2:破損の確認

大きな破れ・穴がある → NG、処分へ
問題なし、または小さなほつれ → ステップ3へ

ステップ3:使用感の確認

極端に使用感がある(ヨレヨレ、色あせ激しい) → NG、処分へ
許容範囲の使用感 → ステップ4へ

ステップ4:機能性の確認

ファスナー・ボタンが壊れている → 修理可能なら修理、不可ならNG
問題なし → ステップ5へ

ステップ5:最終判断

「自分なら着たい」と思える → OK、寄付へ
思えない → NG、処分へ

なぜNGな服を送ってはいけないのか

「どうせ寄付するなら、全部送っちゃえ」と思う方もいるかもしれません。しかし、NGな状態の服を送ることには、いくつかの問題があります。

1. 寄付先の負担になる

受け取った側で、使える服と使えない服を仕分ける作業が発生します。大量のNG品が届くと、その処分にもコストと労力がかかります。

2. 送料の無駄

使えない服を送るための送料は、純粋な無駄です。その分のお金を、他のことに使った方が有意義です。

3. 受け取る人への失礼

状態の悪い服を受け取った方は、どう感じるでしょうか。「お古を押し付けられた」と感じるかもしれません。

4. 環境への負担

最終的に廃棄される服を送ることは、輸送エネルギーの無駄遣いです。

リサイクルはまちゃんでの不要品寄付の流れ

① 梱包・準備

お送りいただく品物の状態に合わせ梱包してください。
直接お持ち込みの場合も、移動中の破損を防ぐため適切な梱包をおすすめします。

② 発送または直接お持ち込み

発送の場合

ご自宅への集荷依頼やお近くの配送センターから弊社へお送りください
送料はお客様にご負担をお願いしております
送り状の品名欄には具体的に「衣類」「おもちゃ」などと記載ください
※「寄付品」「不用品」などの記載は運送会社側で書き直しになる場合があります

直接お持ち込みの場合 受付時間内に下記拠点へお越しください。

【リサイクルはまちゃん】
〒573-0102
大阪府枚方市長尾家具町1-7-7
電話:0120-514-420

大阪で不用品寄付をお考えの方は

【リサイクルはまちゃん岡山営業所】
〒709-0855
岡山県岡山市東区瀬戸町沖240-1-101
電話:0120-514-420

岡山で不用品寄付をお考えの方は

【リサイクルはまちゃん千葉営業所】
〒278-0051
千葉県野田市七光台427-12-A-101
電話:0120-514-420

千葉で不用品寄付をお考えの方は

【リサイクルはまちゃん京田辺ヤード】
〒610-0343
京都府京田辺市大住責谷55番地1
電話:0120-514-420

京都で不用品寄付をお考えの方は

③ 各種支援団体への寄付

孤児院施設等の各種支援団体へ弊社から寄付を行います。
寄付情報については活動報告にて公開致します。

寄付可能な品物について

当店では、様々な不用品を寄付して東南アジアの子供達を笑顔にする取り組みを行っております。
お家にあるいらなくなった不用品を寄付しませんか?

【家具の処分・引き取りをお考えの方へ】

家具の引き取りをご希望の方は、家具の横、正面、机なら上からなど全体がわかるように写真をLINEまたはメールでお送りください。
事前に写真を確認させていただき、引き取りが可能か判断させていただきます。

【家電の処分・寄付をお考えの方へ】

家電は再利用可能なものが多いです。
ただし、冷蔵庫、テレビ、洗濯機については、種類や状態によっては引き取りが難しい場合がございます。
これらの家電の引き取るを希望される場合は、お手数ですが一度お問い合わせください。

>取扱品目を詳しく見る

お送りいただけないもの

海外へ輸出できない不用品については弊社が国内でリユース販売し、
その売上金の一部をワクチン寄付や国内外の各団体等への支援金として活用いたします。

「もったいない」から「ありがとう」へ

「まだ着られる」と「人に着てもらえる」は、似ているようで違います。

部屋着やパジャマとして「自分なら着る」レベルでも、「人にあげたい」とは思わないものがあります。

寄付は、物を手放す手段ではありません。次の人に「喜んで使ってもらう」ための行為です。

だからこそ、状態の良い服だけを選んで寄付することが、本当の意味での「もったいない精神」なのです。

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