【割れやすい食器の安全な送り方】寄付時の包装テクニック完全ガイド

「食器を寄付したいけれど、配送中に割れてしまわないか心配…」
そんな不安から、使わなくなった食器をクローゼットの奥にしまい込んでいませんか?
引き出物でいただいた高級食器、セットで買ったけれど使わない皿、趣味が変わって使わなくなったマグカップ。
まだ使える状態なのに、「割れ物は梱包が面倒」「配送中に壊れたら申し訳ない」という理由で、寄付を諦めている方は多いものです。
しかし、適切な梱包方法さえ知っていれば、食器は安全に寄付することができます。
実際、リサイクルはまちゃんには多くの食器が寄付されており、正しく梱包されたものは、遠方からの配送でもほとんど破損することはありません。
食器は、世界中で必要とされているアイテムです。
東南アジアには、清潔で使いやすい食器を必要としている場所はたくさんあります。
今回は、食器を安全に梱包して寄付するための、具体的なテクニックを詳しくご紹介します。
初めての方でも、この記事を読めば自信を持って食器を寄付できるようになるはずです。
\不用品寄付をお考えの方へ/
目次
食器梱包の基本原則
まず、食器を安全に送るための基本原則を理解しましょう。
原則1:動かさない
配送中の破損の最大の原因は、箱の中で食器が動いてしまうことです。
箱を振って音がするようでは不十分。
隙間を完全に埋めて、食器が一切動かない状態を作ることが重要です。
原則2:接触させない
食器同士が直接触れると、振動で割れたり、欠けたりします。
一枚一枚を緩衝材で包み、間隔を空けることが必要です。
原則3:衝撃を分散させる
箱の底、側面、上部にも緩衝材を敷き詰め、外部からの衝撃が食器に直接伝わらないようにします。
原則4:重いものは下に
重ねる順序を間違えると、下の食器が割れます。
重いものから順に詰めるのが鉄則です。
原則5:丈夫な箱を選ぶ
食器は重量があるため、丈夫な段ボール箱を使用します。
使い古しの弱った箱は避けましょう。
必要な梱包材料
食器を梱包する前に、以下の材料を用意しましょう。
必須アイテム
段ボール箱
二重構造の丈夫なもの
食器の量に合った適切なサイズ
中古でも良いが、強度があるもの
新聞紙またはクッションペーパー
大量に必要(20〜30枚以上)
新聞紙は無料で手に入りやすい
白いクッションペーパーは汚れが目立たない
プチプチ(気泡緩衝材)
特に割れやすいグラスやカップ用
ホームセンターや100円ショップで購入可能
緩衝材(クッション材)
エアー緩衝材
発泡スチロールチップ
丸めた新聞紙でも代用可
梱包テープ
幅広のガムテープまたは布テープ
底面は十字にしっかり補強
あると便利なアイテム
ラップ(食器を包む前に使用)
ゴムバンド(新聞紙を固定)
マーカー(「割れ物注意」の表記用)
軍手(滑り止め付き)
アイテム別:具体的な梱包方法
食器の種類によって、最適な梱包方法は異なります。
平皿(ディナープレート、サラダプレートなど)

手順
- 新聞紙を広げ、皿を対角線上に置く
- 四隅から中心に向かって包む
- テープまたはゴムバンドで固定
- 2〜3枚を重ね、さらに新聞紙で全体を包む
- 箱の中では立てて収納(横に寝かせない)
ポイント
立てて収納することで、衝撃が分散される
重ね過ぎない(2〜3枚が限度)
皿と皿の間に追加で新聞紙を挟むとより安全
深皿・ボウル

手順
- 内側に丸めた新聞紙を詰める(空洞を無くす)
- 新聞紙で全体を包む
- 深さがあるため、厚めに包装
- 複数重ねる場合は、各皿の間に新聞紙を敷く
ポイント
空洞部分をしっかり埋める
重い深皿は箱の底に配置
グラス・コップ・マグカップ

手順
- グラスの内側に丸めた新聞紙を詰める
- 全体をプチプチで包む(2重にすると安全)
- さらに新聞紙で包む
- 持ち手がある場合は、特に注意して保護
ポイント
グラスは最も割れやすいため、梱包は念入りに
箱の中心部に配置(四隅は避ける)
グラス同士が絶対に触れないよう、隙間を多めに取る
ワイングラスなど薄いものは、個別に梱包
急須・ティーポット
手順
- 蓋と本体を別々に包む
- 注ぎ口を特に厚く保護
- 持ち手部分も念入りに
- 本体の空洞部分に新聞紙を詰める
ポイント
突起部分(注ぎ口、持ち手)は破損しやすい
蓋は必ず分離して梱包
大皿・プラター

手順
- 大きめの新聞紙やプチプチを用意
- 両面をしっかり保護
- 単独で梱包(他の食器と混在させない)
- 箱の底に平らに配置
ポイント
大皿は重いので、箱の強度を確認
他の食器の重さで割れないよう配置に注意
小皿・小鉢

手順
- 3〜4枚をまとめて包む
- グループごとに新聞紙で包装
- 隙間埋めとして活用できる
ポイント
軽いので上部に配置可能
隙間埋めに便利なサイズ
段ボール箱への詰め方
梱包した食器を、安全に箱に詰める手順です。
ステップ1:箱の補強
- 箱の底面をガムテープで十字に補強
- 側面の接合部も補強
- 使用済みの箱の場合は、特に念入りに
ステップ2:底面のクッション作り
- 箱の底に丸めた新聞紙や緩衝材を敷き詰める
- 厚さ5〜10cm程度のクッション層を作る
- 平らになるよう均等に敷く
ステップ3:重いものから配置
- 大皿や深皿など、重いものを最下層に
- 皿は立てて配置(本棚に本を並べるイメージ)
- 箱の側面に沿わせるように立てる
ステップ4:中層の配置
- 中程度の重さの食器を配置
- 食器と食器の間に新聞紙を詰める
- 隙間ができないよう、小さな食器で調整
ステップ5:上層の配置
- 軽いもの(小皿、カップなど)を配置
- グラスやカップは箱の中心寄りに
- 最上部にも軽いものを置く
ステップ6:隙間を完全に埋める
- 箱を軽く振って、動く部分がないか確認
- 隙間があれば、丸めた新聞紙を詰める
- 少しきつめと感じるくらいが適切
ステップ7:上部のクッション
- 最上部に5〜10cmの緩衝材を敷く
- 箱を閉じた時に、軽く圧迫される程度
ステップ8:箱の封印
- ガムテープで十字にしっかり封をする
- 「割れ物注意」「天地無用」を大きく表記
- 「食器」と品名も記載
よくある梱包の失敗と対策
初めて食器を送る方がやりがちな失敗と、その対策をご紹介します。
失敗1:隙間が多すぎる
問題点 配送中に食器が動き、衝突して破損します。
対策 隙間が見つかったら、必ず新聞紙を詰める。箱を振って音がしないレベルまで詰め込む。
失敗2:新聞紙が薄すぎる
問題点 1枚だけで包むと、衝撃を吸収できません。
対策 新聞紙は最低でも2〜3枚重ねで使用。グラスなどはさらに厚く。
失敗3:箱が弱い
問題点 食器は重いため、弱い箱では底が抜ける危険があります。
対策 二重段ボールの丈夫な箱を選ぶ。底面を十分に補強する。
失敗4:重量オーバー
問題点 一箱に詰め込みすぎると、重すぎて運搬が困難に。
対策 一箱の重さは20kg以下を目安に。重い場合は複数の箱に分ける。
失敗5:食器を横に寝かせる
問題点 平皿を横に寝かせると、上から圧力がかかり割れやすい。
対策 皿は本のように立てて収納。この方が衝撃に強い。
梱包のレベルチェック
あなたの梱包は大丈夫?最終チェックリストです。
チェックポイント
□ 箱を軽く振っても音がしない
□ 各食器が新聞紙2枚以上で包まれている
□ 食器同士が直接触れていない
□ 箱の底に十分なクッション層がある
□ 箱の上部にもクッション層がある
□ 皿は立てて収納している
□ グラスは箱の中心部に配置している
□ 箱の重さが20kg以下
□ 箱の底面が十字に補強されている
□ 「割れ物注意」が明記されている
全てにチェックが入れば、安全に送れる状態です。
寄付可能な食器の種類
リサイクルはまちゃんでは、様々な食器の寄付を受け付けています。
特に需要が高い食器
日常使いの食器
白いシンプルな皿(サイズ問わず)
マグカップ・コップ
茶碗・お椀
どんぶり
小鉢
調理・配膳用品
ボウル
ザル
お盆・トレイ
鍋・フライパン(状態が良いもの)
カトラリー
スプーン・フォーク
箸・箸置き
ナイフ
寄付できる状態
洗浄済みで清潔
欠けや割れがない
ヒビが入っていない
汚れやシミが取れる
セット品は揃っていなくてもOK
特に喜ばれる食器
引き出物の高級食器セット
ブランド食器(使用済みでもOK)
未使用品
デザイン性の高いもの
寄付できない食器
極端に使用感がある
大きく欠けている
ヒビや割れがある
汚れが取れない
カビがある
リサイクルはまちゃんでの不要品寄付の流れ

① 梱包・準備
お送りいただく品物の状態に合わせ梱包してください。
直接お持ち込みの場合も、移動中の破損を防ぐため適切な梱包をおすすめします。
② 発送または直接お持ち込み
発送の場合
ご自宅への集荷依頼やお近くの配送センターから弊社へお送りください
送料はお客様にご負担をお願いしております
送り状の品名欄には具体的に「衣類」「おもちゃ」などと記載ください
※「寄付品」「不用品」などの記載は運送会社側で書き直しになる場合があります
直接お持ち込みの場合 受付時間内に下記拠点へお越しください。
【リサイクルはまちゃん】
〒573-0102
大阪府枚方市長尾家具町1-7-7
電話:0120-514-420
【リサイクルはまちゃん岡山営業所】
〒709-0855
岡山県岡山市東区瀬戸町沖240-1-101
電話:0120-514-420
【リサイクルはまちゃん千葉営業所】
〒278-0051
千葉県野田市七光台427-12-A-101
電話:0120-514-420
【リサイクルはまちゃん京田辺ヤード】
〒610-0343
京都府京田辺市大住責谷55番地1
電話:0120-514-420
③ 各種支援団体への寄付
孤児院施設等の各種支援団体へ弊社から寄付を行います。
寄付情報については活動報告にて公開致します。
寄付可能な品物について
当店では、様々な不用品を寄付して東南アジアの子供達を笑顔にする取り組みを行っております。
お家にあるいらなくなった不用品を寄付しませんか?
- ゲーム機
- 玩具・ぬいぐるみ
- ベビー用品
- ファッション雑貨
- キッチン用品
- 食器
- カバン・衣類・靴
- 楽器・音響機器
- 釣具
- アウトドア用品
- 工具・農機具
- 家電
- カメラ・電化製品
- 腕時計
- スポーツ用品
- 雑貨・その他
【家具の処分・引き取りをお考えの方へ】
家具の引き取りをご希望の方は、家具の横、正面、机なら上からなど全体がわかるように写真をLINEまたはメールでお送りください。
事前に写真を確認させていただき、引き取りが可能か判断させていただきます。
【家電の処分・寄付をお考えの方へ】
家電は再利用可能なものが多いです。
ただし、冷蔵庫、テレビ、洗濯機については、種類や状態によっては引き取りが難しい場合がございます。
これらの家電の引き取るを希望される場合は、お手数ですが一度お問い合わせください。
※ひどく汚れている・破けているなどの修復不可能な不用品に関しては、寄付できる状態ではないため処分いたします。
海外へ輸出できない不用品については弊社が国内でリユース販売し、
その売上金の一部をワクチン寄付や国内外の各団体等への支援金として活用いたします。
よくある質問:食器の寄付
Q: セット品の一部だけでも寄付できますか?
A: はい、問題ありません。バラバラでも実用性があれば喜ばれます。
Q: 古い食器でも大丈夫ですか?
A: 状態が良ければ、年代は問いません。昭和レトロなデザインも需要があります。
Q: プラスチック食器も寄付できますか?
A: はい、状態が良ければ可能です。特に子ども用食器は需要があります。
Q: グラスだけ、大量にあるのですが?
A: 大丈夫です。一種類だけでも受け付けています。
Q: 梱包材は返却されますか?
A: 新聞紙やプチプチは返却されません。再利用可能なものを使用していただいて構いません。
Q: 万が一、配送中に割れてしまったら?
A: 正しく梱包されていれば、配送中の破損はごく稀です。万が一破損があっても、状態の良いものは活用させていただきます。
梱包は愛情の表れ




食器を丁寧に梱包することは、次に使う人への思いやりです。
「この食器を大切に使ってもらいたい」 「無事に届いてほしい」
そんな気持ちを込めて包むことで、物を送るという行為が、心のこもった贈り物に変わります。
時間はかかるかもしれませんが、一枚一枚丁寧に包む作業は、これまで使ってきた食器に「ありがとう」を伝える時間でもあります。
そして、あなたが丁寧に梱包した食器は、世界のどこかで新しい食卓を彩り、誰かの日常を豊かにしてくれるでしょう。